2024年8月18日（日曜日）、フランス時間で午後１時。
私は無事ホストマザーが待つ家まで着いた。
部屋は３階（実際は４階。フランスでは階数が1個ずつズレる）にあり、重たいスーツケース2つを階段で運ぶところから始まった。
ホストマザーはなんと日本語をかなり流暢に話せる方で、私を見ると「こんにちは〜初めまして、ようこそ！」と笑顔で迎えてくれたのだった。
日本ですでにオンライン越しで挨拶していたとはいえ、このとき初めて顔を合わせたのだが、なぜか昔から知っているような懐かしさを覚えた。私のピアノの先生に少し似ているのかも。
「友達が今来てるんですよ〜」
と、ホストマザー。
え！お友達！！と急に緊張した私だったが、なんとその方も日本語を喋れるのだった。笑
わざわざ下まで降りてきてくれた、ホストマザーの友達ヴァレリーさん。
白髪ですらっと背が高く、上品で、フレンチっぽい独特な雰囲気のある方。
フランスで指圧のお仕事をされていて、昔日本でその勉強をしていたそう。
もう日本語はほとんど忘れてしまった、と言っていたが、いやいや、とても上手だった。
スーツケースを部屋の中に運び終えて早々、2人からマルシェに行かないかと誘われた。
マルシェ！！あのフランスのマルシェ！✨
長距離フライトで疲れていたはずではあるが、気を張っていたせいか、新しい土地に来て興奮気味なせいか、疲労は全く感じていなかったため、行く！！と即決。マルシェ、見てみたいしね。
ただその前にお風呂に入らせてほしい、とお願いをし、速攻でシャワールームへ。
なんせ最後に日本でシャワー浴びてからほぼ24時間経ってるし、汗だくだったからね。。。
だがマルシェって、朝から始まって、もう14時くらいになると終わっちゃうんだとか。
お風呂から出ると、さあ！出発しましょう。という勢いで、2人は私を待ち構えていた笑。
「えっと、まだ髪の毛乾かしてなくて、あの〜」と、か細くささやく私。
「夏、大丈夫、太陽、乾く。」とヴァレリーさん。笑笑
日本で髪の毛乾かさずに、化粧水も日焼け止めも塗らずに外出した経験は一度もないが、仕方あるまい、郷に行ったら郷に従え！笑
本当はスーツケースの車輪拭いて消毒したり、荷解きしたり、最初に色々やりたいことはどっちゃりあったのだが、ぜーんぶ後回し！笑
初日から早速、自分の中で何かが変わっていくのを感じた瞬間だった。😅
そしていよいよマルシェに着くと、、、圧巻。。。
野菜、果物、肉、魚、パン、チーズ、雑貨や小物まであらゆるものがギューっとひしめきあっていた。なんか、おもちゃ箱の中みたい。
まだ現地の人はバカンス中で、いつもより人が全然いない！とホストマザーは言っていたが、それでも十分活気があって、お店の人と買い物客とのやり取りや会話があちこちから聞こえてきた。
鶏肉とインゲン、トマト、コリアンダー、シェーブル（山羊）チーズなどを素早く買っていく2人の後を追いかけながら、私の目は絶えずキョロキョロとしていた。
マルシェを出ると、そのすぐ目の前にあるパン屋さんへ直行。
ここが一番この街で美味しいパン屋さん、なのだそう。（覚えておこう。）
たしかに、行列ができていた。
初めて見るフランスのパン屋さんに大感激✨
バゲット、クロワッサン、パンオショコラ、シューケット、他にも美味しそうなパンがどっさりで、しかもスイーツもいっぱい！ショーケースの半分をケーキやエクレア、タルトなどが占めていた。ケーキも無花果とかフランボワーズとか色んな果物たちが上にいっぱいのっていて、もうこのキラキラの世界に胸ときめきっぱなし。
ちょうどお昼過ぎくらいだったので、ホストマザーとヴァレリーさんはしょっぱい系のパンをチョイス。
ひとつはオリーブを使ったもの、もう一つはチーズのパンで、両方スティック状の細長いパンだった。これが一番美味しいの、とホストマザー。
買ったパンはすぐに食べる、これ、フランス人の鉄則ですね。笑
家に帰るまで我慢する、ってことはたぶん誰もしない。
この日もご多分にもれず、お店を出るなり、おもむろにパンをちぎる2人。私にもたくさん分けてくれた。
オリーブもチーズも、両方ともとっっても美味しかった。
パン生地に弾力があって、もちもちした感じがたまらない。
帰り道は3人でパンをちぎりながら、家まで歩いた。
初めてのマルシェ、フランスでの最初のパン屋さん。
着いて早々、フランス人２人にくっついて、終始ワクワクの時間を過ごした。
今ではスーパーやパン屋さんでの買い物はかなり慣れてきたけど、マルシェはまだ少し買い方が難しい、、グラムで買ったりするからね。
でもやっぱり、スーパーよりもマルシェの方が新鮮で美味しいものが多いから、拙いフランス語でもなんでも、頑張って買い物していこう。
この場所でのマルシェは、火・金・日曜日！
今週ものぞいてみようかな👀
あーりん
